2011年08月05日

夏草と石仏

天保の石仏の周辺には夏草が茂っている。



夏草だけでなく、まだ石仏の仲間たちがいる。



自在山へと誘う石の標識もある。
いまは線路に遮られているが、この辺りは自在山への参道であったのだろう。
自在山には神社がある。信仰の痕跡だ。



西国四国札所と刻まれた石標もある。
自在山の神社への参道の処どころには、西国と四国の札所の数だけ、石仏が置かれていたのかもしれない。
確かなことはわからない。



石仏には明らかに破壊の跡が見られるので、ある時点で石仏たちはその役目を終えたのだろう。
「廃仏毀釈」かもしれない。あるいはこの地を襲った水害の影響かもしれない。




信仰の対象を粗末にしない、地域の皆さんの思いがここには集まっていることは確かだ。


  

Posted by gootara39 at 06:06Comments(0)街角

2011年07月06日

路傍の石仏

戸倉駅から会社までの道すがら、旧街道の路傍に石仏。
天保十一(1840)年の銘が刻まれている。時代は幕末。



見上げると、刷毛で掃いたような雲





朝の涼しさは、昼前には夏の暑さに戻っていた。

  

Posted by gootara39 at 19:46Comments(0)街角

2011年07月03日

懐かしい涼しさ

須坂のホームラン亭でワンタンメンを食べて、通りに出るとよい香りが漂ってきた。店先で香を焚いている。
そして、なんともレトロな扇風機で涼を取っているお店があった。



旧い町家を改造し、天井をはらった広々とした吹き抜け空間が魅力的だ。



革の鞄や小物入れ、アクセサリーや、自然の素材感を大切にした服を取り扱っている。



町家を再生して、新しい空間を楽しんでいるオーナーの姿勢が、並んでいる品物のセンスになって光る。




「BLLAD OF THE SUN」。旧い町に新しい陽射し。



ここで手に入れたものは、ずっと大切にしていけそうな気がする。





須坂市は旧谷街道、蔵の街です。


  

Posted by gootara39 at 21:53Comments(0)街角

2011年06月29日

萱のあじさい

夜半に雨が降り、未明には上がるという好循環な梅雨である。
戸倉駅に向かう交差点にある苔むした萱葺き屋根。戸倉宿で400年の歴史をもつ酒蔵であり、蕎麦料理処「萱」。
白壁の片隅にあじさいが咲いていた。これほど、雨の似合う花はないが、でんでん虫のかわりにカナブンがいた。



色とりどり、紫陽花ではなく、あじさいの気分。





苔むす萱葺き屋根。



軒下には燕の巣。




つばくろや酒蔵すみの萱あじさい

  

Posted by gootara39 at 05:49Comments(0)街角

2011年06月15日

有機やさいの店、ずくなし

ギガンジウム。名もなき花の立派な名前です。
実家でこの花を栽培していたという拙ブログの読者に教えていただきました。



店先の「さくらんぼ」が目に飛び込んできて、思わず、引き返し、購入しました。これで400円。
多少不揃いではありますが、それが有機栽培の良さですね。
街角で見つけた有機やさいのお店は、「ずくなし」。



ネット販売が主体のお店のようです。有機やさいの料理も提供しています。お店の中には、ガラス壜にはいった「トッカン」があったり、懐かし楽しそうな雰囲気です。一度、ゆっくり訪ねてみることにします。





ずくなしでは出来そうにない、勇気ある挑戦ですね。

  

Posted by gootara39 at 06:12Comments(0)街角

2011年06月14日

夕景、明日は晴れそう

ここは南フランス、結婚式の街です。


陽が沈んだ西の空は茜いろ。



東の空に月が浮かぶ。

  

Posted by gootara39 at 23:07Comments(0)街角

2011年06月13日

名もなき花

名もなき花ではない。
たぶん名前はあるんでしょうが、僕が知らないだけです。



ねぎ坊主だろうか、玉葱畑に咲いていた。観賞用の花だと思うが、野菜の花もそれはそれで飾り気のなさに惹かれるものがある。


庭先にある、フワ〜とした脱力感を感じる、たぶん花なんだろう。ねむの木ではないよね。ご近所にもあったので、少し安心する。





蜜蜂がさかんに蜜を取っている小さな花。花が小さくて、忙しく飛びまわる働き蜂。えらいな君は。


己の無知なることを花に教えられ、働き蜂に我が身を正す。休日の僕  

Posted by gootara39 at 06:41Comments(0)街角

2011年06月12日

ご近所花探訪、薔薇

近所を自転車で走ると、薔薇の花が庭先から目に飛び込んでくる。
近づくと、甘い香りが漂う。




薔薇を植えているお宅が多いことに、改めて驚く。
薔薇は勢いがあって、どんどん植生を広げていく。僕のところでも、3年も経つと立派なアーチができて、5年を過ぎると多少持て余すようになり、いまは、小さなものだけが残っている。




育てやすいし、花はきれいで、香りも佳い。
でも、きれいな薔薇には刺があるのです。刺の痛さにめげることなく、丹精を込めたご近所に敬意。




我が家に残った薔薇。花は可憐だが、幾多の切込みにも耐える生命力。
  

Posted by gootara39 at 21:39Comments(0)街角

2011年06月08日

善光寺路地裏、番外編

さわやか信州な日である。
空が澄んでいる。心地佳い風がある。じめじめしていないのが、さわやか信州の成立要件。



大正ロマン漂うTHE FUJIYA GOHONJINのパティシエの造るロールケーキが隠れるように売られている。
ペコちゃんではない、「御本陣藤屋」である。
江戸の創業以来、歴代当主により襲名されてきたのが、「平五郎」。
その名を店名にした菓子屋がある。SWEETS SHOP 平五郎である。



数量限定で販売される「藤ロール」は、信州の食材をふんだんに使用したこだわりの一品。
「オブセ牛乳」、鈴木養蜂場の「菜の花ハチミツ」、小麦粉も卵も地元のものが厳選されている。
一本1,050円。カット売りも始めたようなので、平五郎を見つけたら、ぜひ味わっていただきたい。



平五郎を少し、東に入ったところに。不思議なドアがある。
そこへ昇りそこから降りる階段はなく、赤いドアが壁にはり付いている。
ドアを開けて一歩踏み出すと、それは天国への扉になっちまう。
Knockin' on heaven's door
http://bit.ly/j9KQsA

そして、菖蒲湯の時期であることを思い出させてくれた善光寺の路地裏。

  

Posted by gootara39 at 06:16Comments(0)街角

2011年06月07日

善光寺路地裏、再発見

善光寺の参道を外れると、面白い発見がある。



高札前の七味唐辛子と言えば、「八幡屋礒五郎」で有名だが、同じくらいのポテンシャルを秘めていると思われるのが、「三河屋庄左衛門」だ。商いは「水油」。
江戸時代中頃からの菜種油製造問屋で水油=菜種油や蠟燭を扱っていたそうだ。善光寺の参道から東に入る「東町」にコンクリート打ちっ放しのモダンな店を構えている。



旧い商家は、1847(弘化4)年の善光寺地震後、再建されたもので、幕末の佇まいを現在に伝え、「門前商家 ちょっ蔵おいらい館」として開放されている。
入り口には、商人風の人形が当時の帳場を再現している。



蔵はギャラリーになっている。静かで落着く場所だ。裏手には、大きなお寺の屋根が見える。




現在のご商売は、胡麻製品。胡麻の産地はどこか、わからないが、長野県産であればうれしい。
八幡屋礒五郎と「三河屋庄左衛門」とが、軒を連ねていると素敵だな。



善光寺さん参拝の往きは中央通で、復路は路地裏を巡って、権堂に抜けるルートがあってもいい。三河屋さんの先には、休日には、行列ができているおにぎりの専門店もある。
権堂の裏通りは寂れているが、旅する人の視点からは面白い発見もあるかもしれない。



三河屋さんの信号を北に向かうと、再生された古いビニール傘の工場が、洒落たお店になっている。
一度、ゆっくり訪ねてみたい。  

Posted by gootara39 at 06:27Comments(0)街角
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50にして、Windowsに訣別し憧れのMacを購入。
30年越しの夢が叶いました。勢いに乗って、ブログも始めました。
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