2009年11月25日

セブンと西友


セブン・イレブンで、598円のカリフォルニア・ワインを購入。
カベルネ・ソーヴィニオンの赤。
白はシャルドネ。とりあえず、赤を購入。

ミドルボディという表示だったが、ライトな感じです。
冷やして、飲めばよいかも。
ラベルをよく見ると、カベルネ・ソーヴィニオン種主体と書かれていた。
酸化防止剤に加えて、保存料と酸味料も添加。
この御時世に逆行するようなスペックですね。


どうせなら、780円ですが、西友のASDA(アズダ)ワインの方がお薦めです。
シラーズのVin de Pays d'Oc(ヴァン・ド・ペイ・ドック)は、
力強くフレッシュな香りとスパイシーさに、
南仏ランドックの地ワインの実力を感じました。
ヴァン・ド・ペイ・ドックは、他に
・カベルネ・ソーヴィニオン
・メルロー
・シャルドネ
・ヴィオニエ
があり、いずれも780円です。
ASDAは毎週1本ずつ、試してみたいと思います。
シチリア産のフィアーノ(850円)も、楽しみです。

ASDA
ウォルマートグループの英国アズダ社(ASDA)はイギリス流通最大手の一つ。
なかでもワインカテゴリーは品揃えの豊富さと独自の販売手法により
英国市場におけるワイン販売額で15.5%ものシェアを占めるまでになっている。
(西友HPより)  

Posted by gootara39 at 00:16Comments(0)ワイン

2009年11月21日

ざぶとん寄席



上山田で、ざぶとん寄席があった。
回を重ねること36回。
年二回開催だから、20年近く続いていることになる。
座布団持参願いますということなので、
ふとん業界団体の催し物の何かか、
噺家の話術で羽布団でも売る、新手の催眠商法かと訝ったが、
実にまともな、手づくり感のある寄席であった。
ざぶとん寄席は、高座がある舞台にござを敷いて、
そこに観客を座らせるので、
各自ざぶとんを持参願いますということになった。
高座が始まると、舞台の段帳が下がり、
がらんとした観客席と舞台が隔絶され、
高座と車座状態の観客と一体感のある空間が出来上がる。
100名ほどの観客と対峙する噺家。
これが本来の寄席なのかもしれない。


噺家さんは、
三遊亭粋歌、鈴々わか馬、
そして、真打・古今亭菊之丞。
粋歌は、6月に二つ目になったばかり。
3月の池袋演芸場では前座名「歌すみ」で出ていました。
演目は「寿限無」。教科書にも載るような人口に膾炙した噺だけれど、
正直、高座で聴くのは初めてでした。
子供を呼ぶ時の「寿限無」のテンポを人物で使い分けていた。

わか馬は、松代のおらほ寄席以来。
演目は「紋三郎稲荷」、茨城笠間稲荷神社の御使いの狐に、武士が化けるという噺。
落語には狐、狸が人を化かすという噺は数多くあるが、
人が狐に化けて、周囲の人たちが本物の狐だと思いこんでしまう逆の展開は珍しい。
わか馬の人物描写は、間近でみると、実に細やか。
来年秋には、真打昇進というのも頷ける。
三遊亭兼好がおらほ寄席で、「わか馬さんの真打昇進披露は松代でやろう」なんてことを言っていたが、ぜひ実現してほしい。

中入りのお楽しみ抽選会の後は、
お目当ての菊之丞師。なぜか、菊之丞師には縁があって、今回は4度目の高座となる。
昨日は長崎、今日は上山田、そして、明日は長野の凛語寄席。
売れてます。
ざぶとん寄席には、十年前の二つ目時代に上がっているとのこと。十年ぶりの高座なんですね。

演目は「明烏」、お稲荷さんでお籠りと称して、堅物の若旦那を吉原に連れ出すという噺。
「紋三郎稲荷」を意識しての、稲荷続きがいい。
菊之丞師の女性の仕草には定評があるが、郭話になると際立つ。
声量が、先の二人とは全く違う。演じている量が二つ目とは違う。
一軍のレギュラーと、二軍の四番打者では格が違う。
格とは、一流の中で叩かれ、磨かれていくものなのだろう。

10年前の菊之丞師が今日のわか馬であり、10年後のわか馬が今日の菊之丞師であることを想う。
10年後、ふたりがどのように進化しているか、また、落語を追いかける楽しみができた。

  

Posted by gootara39 at 12:21Comments(0)落語

2009年11月16日

大地の酵母で自然醗酵



続きから

当たり前のことだが、試飲コーナーはほんの一角であって、
建物大半はワイナリーであることは、建物の裏手に行けばわかる。


除梗や圧搾のための機器や樽が置かれている醸造場と
その裏には、樽熟成用の温度管理された倉庫がある。

醸造場では、オーナーの城戸さんが、桔梗ヶ原での葡萄とワインづくりについて語ってくれた。
ちょうど、仕込んだばかりのメルローを櫂で丁寧にかき混ぜながら。
葡萄についている酵母の力で自然醗酵させているそうだ。



試飲したワインの大地の香りの源泉がここにある。
葡萄は、この地区では一番遅くまで完熟させる。
種まで完熟していることが大事だそうだ。
種までとは・・・本物だ。

外気温は、15℃ほど、倉庫の中は、20℃前後に調整されている。
自然醗酵され、圧搾された後、樽につめられ、ここで熟成を待つ。


樽は、赤用と白用に使い分けているそうだ。
ここにもオーナーの思い入れが感じられる。
見学者の質問に、一つひとつ丁寧に応えてくれる城戸さん。
誠実で、思いやり深い人柄が、そのままワインづくりも表れるのだろう。

すでに、城戸ワイナリーで醸されたワインは、あらかた完売である。
ワインフェスタの賑わいぶりから、
今後、ますます入手は難しくなるかもしれない。
しかし、現地を訪れる労をいとわず、
ぶどう畑に足を踏み入れ、オーナーの情熱に耳を傾け、
この土地の恵みを感じるワインを手に入れることができたら、
ワインの飲み手にとって、それは幸福としか言いようがない。


  

Posted by gootara39 at 10:31Comments(0)ワイン

2009年11月15日

飲む込むことを躊躇させる味わい


続きから

スマート方式の畑に見とれて、少々時間を費やしたせいで、
お目当ての「城戸ワイナリー」に一番乗りと言うわけには行かなかった。
すでに、5、6人の方が並んでいて、
何人かは、庭のベンチに座り、ワイングラスを傾けていた。

ワイナリーへと続くエントランスには、
あたかも、標本のようにワイン用葡萄が何種類も植えられている。
こじんまりとしているが、十分に寛げる芝生もある。


試飲できるのは、3種類。
プライベートリザーブ メルロー2007
リザーブ メルロー2008
そして、リザーブ シャルドネ2008
迷わず、プライベートリザーブを所望した。

口に含むと、これまでにない複雑な味わい。
飲みこみことを躊躇させるような、微妙な味の変化。
大地の恵みを感じさせるようなふくよかさ。
いつまでも舌に記憶させておきたいような味わい。

畏るべし、城戸ワイナリー。

続く  

Posted by gootara39 at 03:45Comments(0)ワイン

2009年11月12日

日本ワインの父


川上善兵衛は、日本ワインの父と言われている。
明治政府の殖産興業のもとで、
その彼が、私財を投げ打って、立ち上げたワイナリーが上越市にある。
岩の原葡萄園である。


ここで、5月から「ぶどうの四季セミナー」が開講されている。
受講者の一人である僕は、先週、めでたくもセミナーを修了し、
上越市長からの修了証書と、おまけに皆勤賞まで頂戴した。

セミナーは、5月に始まり、前半は座学、後半は実習という構成で、
ぶどう栽培とワイン仕込みが体験できる。
四季の移ろいの中で、成長するぶどうの手入れをし、収穫し、
収穫したぶどうをワインに仕込む。




ワイン好きには、至れり尽くせりの企画である。
おまけに、春には、樽熟成を経て、オリジナルワインが自宅に届けられる。

最終講義は、剪定の実習。
上越は雪が降る前に、剪定を終えてしまう。
来春の芽吹きを想定し、どの芽を残すか、思案しながら枝を落としていく。
来年のぶどう栽培は、もう始まっている。

剪定したぶどうが、設計どおりの房をつけるか、
見届けるために、来年も参加しようと思う。  

Posted by gootara39 at 00:06Comments(0)ワイン

2009年11月09日

渋温泉 玉村本店



レトロなお嬢さんが迎えてくれる。
渋温泉というか、志賀高原の登り口にある沓野にある玉村本店。
長野メッセで、「縁喜」を飲んでから、一度は訪れたかった蔵元だ。
オリンピック道路の沓野・渋温泉ICで降りて、渋温泉に下る途中。

旧道の家の軒先には、漬物用の大根が干してあった。



玉村本店は、その旧道の先に静かに佇んでいる。

ここでは、酒蔵のすべての酒が試飲できる。
今日は、自家栽培米美山錦を使った縁喜の吟醸生詰を購入した。
二階は、ちょっとした美術館になっていて、竹内栖鳳のスケッチ画が展示されていた。
二階の小窓からは、酒蔵も見学できる。
レトロなお嬢さんは、ここにいらっしゃる。

それから、もう一つのお目当ては、志賀高原ワイン。
メルシャンでつくられた長野メルロー2004を購入。
国内外の賞を数々受賞したヴィンテージである。


帰り際に、ビールの醸造場を見学。
今年の自家栽培のホップで仕込んだHarvest Brewがあるというので、
本店に引き返して、買い込みました。



つくづく、自ら造ることにこだわっている酒蔵です。  

Posted by gootara39 at 21:13Comments(0)ワイン
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50にして、Windowsに訣別し憧れのMacを購入。
30年越しの夢が叶いました。勢いに乗って、ブログも始めました。
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