2011年10月31日

桔梗ヶ原、ワイナリーをゆく。

空は、一点の曇りもなく、高く、青く、澄んでいた。
たぶん、この日は信州の何処を訪ねても、秋を満喫できたに違いない。



僕がめざすは、塩尻である。塩尻ワイナリーフェスタ2011。
臨時列車、快速桔梗ヶ原ワイナリー2号に乗車。姨捨山から輝く千曲川を眺め、快速とはいうものの、通過待ちで駅に停車するたびに、途中下車の誘惑に駆られながら、安曇平に入る。梓川の清流、聳えるアルプスの山々、「おひさま」が眩しい。

塩尻駅東口は、会場間際で、受付の長い列が続く。



僕は、西口から、城戸ワイナリーをめざす。
すっかり、有名になってしまった、このブティックワイナリーは毎年、真っ先に訪れることにしている。残念なことに、このイベントの規模に見合うだけの、量はこのワイナリーにはない。あるのは、質の高さとワインづくりの情熱である。時間がゆるせば、ゆっくり訪ねるべきワイナリーである。



ここまで来たら、城戸さんの自家農園を見学させていただく。まだ、収穫されないカベルネ・ソービニョンがスマート仕立ての棚に整然と並んでいる。こうした設えにワイナリーの誠実さを見る。





塩尻駅のすぐ近くには、サントリー塩尻ワイナリー。



今年の試飲で、印象に残ったのは、「塩尻メルロ2008」、「高山村シャルドネ2009」を惜しげもなく、提供してくれた。ご当地塩尻産のメルロー100%の塩尻メルロ2008の、華やかな果実香と力強い味わいは、まさに塩尻ワイナリーフェスタのために用意された逸品だ。ほお肉のビーフシチュウをつまみにして、満足するまでおかわりをした。




ゆったり、ワインと食事ができる、フェスタの隠れ家。

塩尻駅前から、バスに乗って、桔梗ヶ原の田園地帯を抜け、再び、桔梗ヶ原へ。五一わいん、井筒ワインが隣接する、賑わいのエリアだ。
井筒ワインの地下貯蔵庫で、2年あまり、オーク樽で熟成中のワインを直接、いただく。






そして、五一わいん。毎回、お楽しみの、樽醗酵中の「竜眼」。樽から直接、注いでくれる味わいは、葡萄の甘さのなかで気泡がはじける。葡萄がワインになる過程が口の中で再現されるようだ。この一杯が飲みたくて、ここに来てしまう。






五一わいんの圃場に足を踏み入れると、葡萄造りとワインづくりの時間がゆっくりと流れ、なかなか、そこから、立ち去ることができない。








また、来年もきてしまうだろうな。


  

Posted by gootara39 at 00:44Comments(1)ワイン
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50にして、Windowsに訣別し憧れのMacを購入。
30年越しの夢が叶いました。勢いに乗って、ブログも始めました。
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